⼟地を贅沢に使いながら、ゆったりとした時間（とき）を作りだしてくれる平屋の佇まいは、２階建てなどの住宅とはひと味違う魅⼒を持っています。
近年その魅⼒が再認識され、世代を問わず住まいのカタチに平屋を選ぶ⽅が増えていて、オーガニックハウスでプランニング（間取り作成）を依頼されるお客様にも平屋でお話を進められる（憧れを持つ）⽅が増えています。

平屋は階段がないことで洗濯、掃除機、荷物の出し⼊れなど家事を効率よく行うことができるので時間を有効的に使えたり、住宅設計で問題になりがちな家族とのコミュニケーションを取りやすい空間が作れるかという点です。＜※２階建てなどであれば、階段を上がり部屋の扉を閉めると、部屋にいるのかさえわからないような孤⽴した場所を⽣まれます。＞

それは、⾔い換えればプライベートな空間があることにもなりますが、⼦どもや家族との貴重な時間を⼤切にしたい⽅には平屋が⽣み出す家族の⼀体感は⼤きな魅⼒と言えるでしょう。⼦どもをいつでも⽬の届くところにいて欲しい家庭には平屋は理想のカタチです。

また、2階建て住宅であれば「吹き抜け」と呼ばれる開放的な空間は、実際に済んでみると暖かい熱が天井まで上がり過ぎて「冬は寒い・・」というデメリットも持ち合わせていますが、平屋の天井は240〜320cm程度の⾼さを⾃由に作ることができるので、1.5階のような空間で冬場も寒すぎない開放的な空間を作ることができるのです。

実はこの平屋の住宅を積極的にデザイン（設計・施⼯）したのがフランク・ロイド・ライトのユーソニアンハウス。
＜※写真は2013年6⽉26⽇に渡⽶した際、視察した最初のユーソニアンハウスと呼ばれるジェイコブス邸（1936年）＞
ライト建築の特徴でもあるＬ型プランを⽤いながら、それぞれの部屋からは庭を通して家族がお互いの気配を感じることができ、また庭に⾯した天井の⾼さ程ある⼤きな扉【窓】と床が、室内と庭の連続性をつくりだし、ともに暮らす⼀体感をもたらしているのです。

この考え⽅を⽣かしてオーガニックハウスはデザインされていますが、その魅⼒を存分に体感できるモデルハウスが滋賀県守⼭市
https://e-hlc.net/ と島根県松江市http://organic-matsue.com/ に常設されていますので、ぜひ体感してみてください！

世代を超えて住み継がれる家オーガニックハウスより