ドラマティクな空間をつくる照明の魅力
FSM松江 2018.8.28
照明は、部屋の明るさを得るための機能面と美しさの演出するアイテムの一つです。
そんな照明を使って居心地の良い空間を作りあげるには、照明の光の明るさ(照度)と光の色(色温度)そして特定の場所に溶け込むようにデザインされた様々な照明(インテリア)が大きく関わってきます。
空間の魔術師と呼ばれたフランク・ロイド・ライトもその点を考慮し、住宅を設計する際、チェアやテーブルと同様に照明もその住空間にあわせオリジナルでデザインを施しました。
ちなみにフランク・ロイド・ライトの照明器具と言えば、米国のフランク・ロイド・ライト財団の全面的な協力のもと照明メーカーYAMAGIWA(ヤマギワ)が手掛ける、タリアセン(TALIESIN)シリーズ。
オーガニックハウス展示場やTVドラマのインテリアにも使われていたりするフロアスタンドやテーブルスタンド等の部分照明を、見た方も多いのではないでしょうか?
尚、部屋に表情を与えるものは、上記にあげた彫刻的な部分照明だけではありません。
あらかじめ、設計段階から天井部分を折り上げ「隅」や「壁」に光源を設置し、天井や壁面を照らす間接照明を用いることで、一つの空間に複数の灯りがぼんやりと浮かび、幻想的で奥行き感のある空間を演出できる・・・しかも、部屋の広さにかかわらず 「空間に表情をもたらす」ことができるので、照明は住空間における魅力的なエレメントと言えるでしょう!
<添付事例はFSM松江(株式会社いちい http://organic-matsue.com/ の展示場写真より>
これからマイホームを建てようかなと考えている方にはぜひ照明にこだわって欲しい・・・。
世代を超えて住み継がれる家 オーガニックハウスより