マリリンモンローも憧れたフランク・ロイド・ライト建築
OFFICIAL 2018.9.11
先日、新幹線(博多→名古屋)で帰宅のする時の出来事。2人掛けの席で通路側に座ろうとした瞬間、なんと隣の乗客は、オーガニックハウスにお住まいいただいているO様。約3年半ぶりの偶然の再会で当時の家づくりの思い出話や暮らしてみての感想、お互いの近況報告等、話が弾む中、O様より相談・・・「来年2月に仕事でハワイに行く予定。確か向うでフランク・ロイド・ライトの建物が見れると言ってましたよね。ぜひ行きたいので教えてほしい!」と相談を受けご紹介したひとつが、今回インフォメーションするThe King Kamehameha Golf Club:ザ・キング・カメハメハ・ゴルフクラブ・クラブハウス。
(ハワイ・マウイ島→ハワイ・メインアイランドのオアフ島から飛行機で約40分のマウイ島へ。マウイ島の空港よりタクシーで約20分)
実はこのクラブハウス、あのマリリン・モンロー(女優)とアーサー・ミラー(劇作家)夫妻がコネチカット州に別荘として建築を予定(1958年)していた設計図面をもとに建てられた作品。
残念ながら夫妻が離婚し建築には至らず、また、フランク・ロイド・ライトも亡くなり、以降、その設計図面はフランク・ロイド・ライト財団に保存。
1988年、当時ゴルフコース開発が計画された際、周辺環境と融合するデザインのクラブハウスとしてその設計図面が基(もと)に採用。1991年フランク・ロイド・ライトライト設計による最初のクラブハウスとして誕生。このプロジェクト引き継ぎ実現させたのが、オーガニックハウスコンセプトプランナーでもあるジョン・ラッタンバリー氏。
尚、基本設計図はクラブハウス建物とほぼ同様に、円形のリビングルームにドーム型天井、中央にスカイライトを配置、左右ウィング部分は寝室、キッチンと繋がっていたとの事。
現在のクラブハウスはその基本設計図を74,778平方フィート(約2,100坪)の3階建てに拡大。ウィング部分を宴会場・会議室、オフィス、ロッカールーム、プロショップ、ゴルカート駐車場として使用。
建築の柔軟性と自然をオーガニックに融合させたこのクラブハウスは、世界に誇る20世紀建築の代表作品グッゲンハイム美術館と同じ理念で設計・・・異彩を放つ外観に圧倒されながら館内に入ると、そこはうずまき状のアプローチがはりめぐらされ、まるで自分が生物の細胞内にいるような錯覚とともに、客人を引き込むための間や緩急のリズム により、特別な雰囲気・時間を与えてくれる。
また、ライト自身のオリジナル設計を忠実に守って表現された玄関、各所ステンドグラス、手摺、絨毯(じゅうたん)の柄は、ライト建築特有の印象的な幾何学模様が施され、高級感のある空間を創り上げている。
一見の価値あり・・・詳しくはこちらからhttp://jp.kamehamehagolf.com/
世代を超えて住み継がれる家 オーガニックハウスより